2016年6月9日発売の3DS用ソフト、『逆転裁判6』をプレイしたのでレビューします。本当はクリア直後にすぐ記事を書きたかったのですが、余韻に浸っていて手を付けられませんでした。
『逆転裁判』は毎回、面白くて毎日夜更かしして遊んでしまうのですが、今回も使える時間を全て捧げて一気にやってしまいました。キリの良い所で一度休憩した方がいいとは分かっていても、ついつい睡眠や休憩を忘れてしまうんですよね…。
※レビューはネタバレ情報無しです
逆転裁判6
約3年ぶりに発売された『逆転裁判』シリーズ本編の最新作。前作『逆転裁判5』から約1年後のストーリーが描かれています。
管理人の逆転裁判プレイ歴
- 1 ~5まで全てクリア済み
- スピンオフタイトルの逆転検事、大逆転裁判、レイトン教授VS逆転裁判もプレイ済みです
- 5、レイトンVS逆栽、大逆転裁判は追加コンテンツも全購入&ダウンロードしています
本作の舞台は日本とクライン王国
本作では成歩堂龍一と王泥喜法介のW主人公。成歩堂は信仰の国「クライン王国」、王泥喜は日本で活躍します。基本的な遊び方は今までと同様ですが、クライン王国編では死者が最後に見た光景を映し出す新システム、「霊媒ビジョン」を用いた裁判が繰り広げられます。
今回が初プレイの人にはちょっと遊びにくいかも?
逆転裁判は1から6まですべて繋がった話になっているので、過去作を遊んでいないと分からない話題やネタも多いです。特に4と5に関連している話が多いので、今回で初プレイという方は、可能ならば5からでもいいので過去作からのプレイを推奨します。
逆転裁判シリーズは全て3DSでリメイクされましたが、1・2・3はSwitchとPS4でも遊べます
- 発売日:2015-04-02
- メーカー:カプコン
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▼4が3DSに移植されました
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▼前作『逆転裁判5』は3DSソフトです
- 発売日:2013-07-25
- メーカー:カプコン
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進化した『逆転裁判』
死者の最後の光景を映し出す「霊媒ビジョン」
最初は「被害者の魂を呼び起こすのは禁断の技では?」と思ってしまったのですが、”最後の光景を映し出す”という機能を生かした推理とシナリオになっていて面白かったです。
殺害されるシーンを被害者目線で見る演出なので一部事件ではショッキングな内容にはなってありますが、過去作のグロやホラー要素が大丈夫だったならば、これも問題ないかと思います。
難易度は高めだけど、ヒントシステムもアリ
「霊媒ビジョン」が少し難しいので、過去作と比較して難易度は高くなりましたが、同じ場面で2回ペナルティを食らうと、ヒントが貰える「相談する」コマンドが現れます。助手担当のキャラによってセリフが違ったり、霊媒ビジョン時はシーンによってヒント台詞が若干変わるので、あえて間違えて台詞を見てみるのもアリ。
なお、ヒントを見たくない場合は相談コマンドを無視する事も可能で、オプションで相談コマンド自体をオフにすることもできます。自力でクリアしたい人にも配慮されているのが嬉しいですね。
シナリオは過去最高のボリューム
配信中のDLシナリオを抜きにしても、本作はシナリオのボリュームが過去最高です。シナリオも全話濃密ですが、特に最終話のクリア時は達成感と満足感がありました。
地味ながらオプションが親切設計
オプションはBGMとSEの音量調整だけでなく、会話のスキップ設定、アニメ字幕の設定、相談コマンドの有無、画面揺れの有無の設定ができます。会話スキップの設定を”全て”にしておくと、未読の会話もスキップできるようになるので、演出が少し邪魔に感じた方はスキップ可能にしておくと吉。
特にアニメ字幕は、外で遊んでいて音を出せない時に助かりますね。デフォルトではオンになっていますが、字幕が不要な場合はいつでもオフにできます。
まとめ
- 過去最高のシナリオボリューム
- 6月30日から追加シナリオの配信も開始します!
- 難易度もシリーズ中で高め
- 謎解きが苦手な人でも遊びやすいヒントシステムもアリ
- 細かいオプションで、自分好みに遊べます
成歩堂の先輩ポジションが好き、成歩堂の教えを受け継いだ次世代の弁護士が活躍する姿にグッとくる、毎回ライバル検事が一番好きになる自分は、6は今までの中でも特に好きなタイトルになりました。ユガミさんとココネちゃんの兄妹感が本当に好きすぎる…。
ただし、プレイヤーによって評価が分かれるシリーズ
…と、ここまで書いておいて、仮にもゲームブログをやっている人間がこういうことを言うのもアレなんですが、今回のレビューは購入の判断材料にしない方がいいかと思います。
私自身、ゲームのレビューをする時は、購入を決意する背中を少しでも押せればいいなーと思って書いているのですが、感想は人によって全然違うのでほんの少ししか参考になりませんし、他人の評価で面白さを判断していい物だとは思いません。実際、高評価でも自分には合わなかったゲームや、不評だけど自分は凄く楽しめたゲームなんて数えきれないほどあります。
で、『逆転裁判』シリーズに関しては特に、どのキャラが好きか・どんなストーリー展開を期待しているか…によって評価がハッキリと分かれてしまうゲームなので、他人の評価を参考にして購入を判断するのは少し危険だと思うのです。
例えば『逆転裁判5』の場合、成歩堂よりも王泥喜と心音を目立たせたのは英断だと思いましたし、逆にかつての主人公が伝説の弁護士となり、後輩を見守る役になっていたのが凄く好きだったんです。しかしながら、「成歩堂よりも他の2人が目立っているから5はイマイチ」と、私が良かったと思った部分を悪く感じた方の評価もそれなりにありました。
予防線を張るわけではないのですが、今作もどのキャラが好きか・どんなストーリー展開を望んでいるか…によってかなり評価が分かれるので、プレイレビューは流し見程度で購入の参考にはしない方がいいかもしれませんね。
おわりに
アドベンチャーゲーム全般に言えることですが、発売から日が経つにつれ、ネット上ではネタバレ情報がごく普通に流れてくるようになるので、初見時の衝撃を楽しみたい方は早めのプレイをお勧めします。
- 発売日:2016-06-09
- メーカー:カプコン
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