ニンテンドーSwitchをテレビで遊ぶ際には付属しているジョイコンにグリップを付ければ普通のコントローラーとして使うこともできますが、テレビモード用のコントローラーがあると操作もしやすくてジョイコンを本体から外す必要もなくて便利です。
ですが、ネット通販ではゲームのコントローラーは公式が認めていない商品や、偽物などの粗悪品も多く出回っています。
ということで、この記事では任天堂純正品のSwitchコントローラーと任天堂ライセンス商品のコントローラーをスペック比較して、それぞれの目的にあったオススメのコントローラーを紹介します!
プロコン・ホリパッド・ワイヤレスホリパッドの比較表
値段は定価なので、通販サイトや家電量販店で実際に販売されている価格はもっと安くなっています。
コントローラー仕様の専門用語を簡易解説
- ジャイロ機能
- コントローラーを動かして操作できる機能。プロコンとワイヤレスホリパッドに搭載
- NFC
- amiiboフィギュア・amiiboカードをタッチして読み取る機能。プロコンに搭載
- HD振動
- 臨場感のあるコントローラーの振動。プロコンに搭載
- 連射機能
- ボタン連打を自動でする機能。有線のホリパッド・ホリパッドミニに搭載
proコントローラー(純正品)
現在販売されているコントローラーで唯一の任天堂純正品です。通称プロコン。
ワイヤレス対応のコントローラーなので無線で遊べますが、Switchドックに付属のUSBを繋げば充電しながら遊ぶこともできるので、有線コントローラーとして扱うこともできます。
金額は一番高額ではありますが、ジャイロセンサー・HD振動などのホリパッドでは一部削られている機能もすべて搭載されている、フルスペックなコントローラーです。
また、NFC機能もプロコン内に搭載されているので、amiiboをコントローラーにタッチするだけでゲーム内でamiiboの情報を読み取ることもできます。
プロコンのカラーバリエーションはブラックとスプラトゥーン2カラーの2種類ですが、『モンスターハンターライズエディション』や『Xenoblade2エディション』など限定デザインのプロコンが販売されることもあります。
ジャイロ機能を使わないと遊びにくい・遊べないゲームもあるので、何を選んでいいのか分からないという場合や初めてのコントローラーならproコントローラーが一番オススメです。
限定デザインのプロコンもあります
ホリパッド(ライセンス品)
ホリから販売されている任天堂ライセンス商品のコントローラー。
ホリパッドはアマゾンで購入すると2500円という安さが特徴で、唯一連射機能も付いています。そしてプロコンより約80グラムも軽くなっているので、軽いコントローラーが欲しい人にはホリパッドがオススメです。
カラーはブラック・ブルー・レッドの他、『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』などキャラクターデザインのもあります。
ホリパッドの注意点
ホリパッドは安く購入できるメリットがありますが、ワイヤレス・NFC・振動・ジャイロセンサーといった機能は全て搭載されていません。
ジャイロ機能が無いので、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』ではジャイロセンサーを使う謎解きができなかったり、『スプラトゥーン2』はジャイロによるエイム合わせができません。
また、一部のゲームではゲーム内の設定で”ジャイロON”にしていると正常に動かない事もあるので、”ジャイロOFF”に設定を変える必要があります。
値段と軽さを最重視するならホリパッドですが、任天堂純正品であるプロコンと比較すると機能が大幅に削られているので、メインのコントローラーとして買うよりは2つ目や故障時のスペアとして買うのに向いています。
より小型化してポップなデザイン豊富な『ホリパッドミニ』も発売!
上で紹介したホリパッドよりさらに小型化・軽量化した『ホリパッドミニ』もあります。重さは160gと、元々軽いホリパッドからさらに10gも軽くなりました!
キャラクターデザインや派手なカラーが多いので、お子さん用のコントローラーにも向いています。
連射機能は搭載されていますが、ジャイロセンサーなどは搭載されておらず、削られている機能は通常のホリパッドと同じ。大きさ・重さのみが変わったモデルです。
通常のホリパッドが小さな手の方には握りにくいサイズなので、お子さんや小さい手の方が使いやすいコントローラーが欲しい方にもこちらをオススメ。
2個セットになったホリパッドミニもあります!
ワイヤレスホリパッド(ライセンス品)
こちらもホリから販売されている、任天堂ライセンス商品のコントローラー。ワイヤレスになっただけでなく、有線ホリパッドには無かったジャイロ機能も搭載されました。
バッテリーの持ちはプロコンの半分くらいの長さですが、その分コントローラーが軽くなっています。
コントローラーはSwitchドックから充電しながら遊ぶこともできますが、付属している充電ケーブル(USB Type-C)が30cmという短さなので、充電しながら遊びたい場合は別途USBケーブルを購入する必要があります。
幾度もご連絡いただくお手数をお掛けし申し訳ございません。
— HORI /ゲーム周辺機器のホリ (@HORI__OFFICIAL) October 9, 2019
「ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch」につきまして、充電時間は最大で約3時間30分、バッテリーの持続時間はご使用の環境によって異なりますが、十分に充電された状態で連続して使用して約20時間になります。
また、ワイヤレスホリパッドは充電時間・バッテリー容量などの充電に関する仕様は一切非公開ですが、HORIのツイッターアカウントで充電時間とバッテリー容量の公式見解が発表されました。
(質問リプに対する返信なので、そもそも公式サイトに仕様を掲載してほしいですが…)
ワイヤレスホリパッドのカラーバリエーションは定番のブラック・ブルーの他、ピカチュウやマリオなどキャラクターデザインが豊富なのも特徴。
ワイヤレスホリパッドの注意点
ワイヤレスホリパッドはジャイロ機能が追加されたので、有線ホリパッドでは遊べなかったジャイロ機能を使うゲームでも使用できますが、NFC機能は搭載されていないのでamiiboフィギュア・amiiboカードをコントローラーで読み取ることはできません。
また、HD振動機能も無いので振動機能が欲しい方もプロコンを選んでください。
その他は充電残量が減るとコントローラーのランプが点滅するものの、プロコンと違って電池残量がSwitchの画面内に表示されず分かりにくいので少し不便。ただしバッテリー残量時間は20時間なので、遊び終わったらSwitchドックに接続して充電しておけば、電池残量が確認できなくても問題ないかなと思います。
1000円出せばプロコンが買える金額なので、安さで選ぶなら有線ホリパッドの方が良いかなと。ワイヤレスホリパッドはデザインが可愛くて軽いワイヤレスコントローラーが欲しい方にお勧めです。
振動は無くても大差ないのでは?と思うかもしれませんが、例えば『あつまれどうぶつの森』は釣りをする時に振動の大きさでどの魚かある程度判別できるので、ゲームを余すことなく楽しみたい方は振動機能は必須です
ワイヤレスホリパッドを選ぶなら充電コードも購入推奨!
この記事のまとめ
- 機能が全て備わったコントローラーが欲しい・何を選んだらいいのか分からない・初めて買うコントローラーなら「プロコン」が一番オススメ
- 2つ目のコントローラー・機能は削られても安さで選ぶなら「ホリパッド」
- さらに軽くて小さい「ホリパッドミニ」もあります
- ワイヤレス接続で軽い・デザインの良いコントローラーを選ぶなら「ワイヤレスホリパッド」
- ただし付属している充電ケーブルが短いので別途購入を推奨
補足:ジョイコンを充電しながらコントローラーとして使える充電グリップもあります
Joy-Coを取り付けてグリップ型のコントローラーとして使用できる「Joy-Con充電グリップ」という商品もあります。
こちらのグリップはSwitch本体セットに付属している「Joy-Conグリップ」と異なり、付属のUSB充電ケーブルを使ってゲームを遊びながらジョイコンの充電もできるので、バッテリー切れの心配がありません。
テレビ用のコントローラーはジョイコンで十分だけど、ジョイコンをグリップから取り外して本体にセットして充電するのが面倒…という方は、コントローラーではなく充電グリップはどうでしょうか。
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